立ち読み日記

1997年8月

前の月←

■■■■■■■■■■■■■■■■■黒い線■■■■■■■■■■■■■■■■■■


8月30日(土)
 これもまた先々週から見始めた『逮捕しちゃうぞ』を見る。やや無茶めな展開が週1回のアニメっぽい。
8月29日(金)
 『週刊ヤングサンデー』『モーニング』『週刊ヤングジャンプ』を立ち読み。沖さやかの「気になる異性」はうすた京介だそうだ。山本直樹『フラグメンツII 山本直樹著作集』を購入。載ってる作品はどれも雑誌に載った時に読んだことがあるものだった。少し残念。夕方には先々週から見始めた『こどものおもちゃ』を見る。楽しいですよこれ。監督をやってる大地丙太郎って誰だっけ?
8月28日(木)
 今日の『日本経済新聞』の夕刊はエヴァに関連する記事が何故か多かった。『もののけ姫』と『エヴァ』から「新・ヒットの法則『闘う女』のナゾを探ってみた」らしい「近ごろ闘う女が活躍中」という記事、「『エヴァ』の庵野、初の実写映画」という記事、連続記事「子供達の神様」での三石琴乃の紹介。「闘う女」云々の記事で小谷真理が出て来ていた。『聖母エヴァンゲリオン』やっぱ読もう。ところで、「子供達の神様」って、『朝日ジャーナル』の「若者たちの神々」のバリエーション?
8月27日(水)
 『週刊少年サンデー』『週刊少年マガジン』『スーパージャンプ』を立ち読み。『週刊少年サンデー』に編集後記が載る日は来るのか。
8月26日(火)
 新宿へ行く。行きの電車の中で吉野耕作『文化ナショナリズムの社会学』を読み始めるが、30ページぐらいしか進まなかった。新宿東急で『THE END OF EVANGELION』を観る。2度目。後半でオカルトっぽくなってるのがやはり気になる。いきなり「50億年」とか言い出すし。それと、昨日見た『イデオン』とやっぱ似てるわ。その後紀伊国屋書店で『ユリイカ』8月臨時増刊号(「総特集 宮崎駿の世界」)を買う。山積みになってて「レジ横」にも置かれてたけど、そんなに売れるの?(売れるんだろうなあ。)聞き手と全く話がかみ合わないインタヴューの中で、天皇陵が「自然」を保存したと言う宮崎。そりゃ結果的にそうかもしんないけど、「もっと古いもの」とか言って(近代)天皇制(近代以前には天皇制は存在していないので括弧つきね)とそれ以前をごっちゃにして語るなよ。別の本屋で『週刊アスキー』9月1日号を何故か購入。あと『Quick Japan』のエヴァ特集をほんの少し立ち読み。東浩紀が『THE END OF EVANGELION』をベタ褒めしてたけど、そこまで褒めるか? それからテアトル新宿で原将人監督・広末涼子主演『20世紀ノスタルジア』を観る。深刻なふりして能天気な、何となく古くさい映画だった。「20世紀」が終わるからなんだっていうんだ。でも主人公達が歌っていたテクノポップはなかなか良かった。パンフに太い明朝体の折れ曲がり文を発見。流行ってますねー(笑)。帰りの電車に乗る前に『噂の真相』9月号『SPA!』8月27日号を買う。今回のこの2冊はややシンクロ率が高い。柏についてから『少年エース』10月号立ち読み。エヴァは休みか。『ヤングチャンピオン』も立ち読み。面白いのは『職業 AV監督』だけ。
8月25日(月)
 『週刊ビッグコミックスピリッツ』No.38を購入。あと『週刊少年ジャンプ』を立ち読み。徳弘正也のレスリングマンガ(タイトル忘れた)が連載終了。打ち切りのようだ。結構面白かったのに。最近ジャンプは僕が面白いと思ったマンガをよく打ち切りにする。そのくせその後に始まるのがあまり面白くない。編集部もやる気のある編集者がどんどんやめちゃってるらしいし、このままだとどんどん転落してしまいそうだ。千葉テレビで『伝説巨神イデオン 接触編』『伝説巨神イデオン 発動編』が放送されてたので見る。登場人物が全員死亡する殺伐さと、ラストでは宇宙が崩壊し、死んだ人間が皆他の宇宙に転生するというとんでもなさ。『エヴァンゲリオン』のラストも実はこの系統か。転生しないところが大きな違いだけど。
8月24日(日)
 しりあがり寿『エレキな春』を購入。サラリーマン(当時)がこんなの描いてたらプロのギャグマンガ家はどうすりゃいいの。あと、古本屋で山本直樹『あさってDANCE』全7巻(弓立社版)を4,000円で購入。90年代初頭の「有害コミック」(笑)への全く的外れな攻撃で小学館版全7巻が絶版になったもの。そういえば山本直樹の『Blue』って東京都の「不健全図書」指定第1号だった。ところで、今韓国でマンガ(に限らないけど)への規制が激しくなってるようです。去年の「東アジアMANGAシンポジウム」で、韓国人のマンガ家が「国が金を出してマンガを後押ししてくれている」とか言ってたけど、やっぱねー。
8月22日(金)
 『ビッグコミックオリジナル』『マンガオールマン』『週刊ヤングサンデー』『モーニング』『週刊ヤングジャンプ』を立ち読み。『ヤングサンデー』で、以前はリュック・ベッソンの『レオン』、今は『エヴァンゲリオン』と何となくシンクロ率の高い(トラウマに強く縛られた男の子が女の子に受け入れてもらえなくてその女の子の首を締めたりしてるし)落合尚之『黒い羊は迷わない』が来週で連載終了らしい。深夜にTBSでの『トップをねらえ!』を見つつ、テレビ朝日の『朝まで生テレビ』を見る。つまらなかった(朝生が)。切通理作が最悪。全然発言しない(できない?)し、何か言っても訳わからない。
8月20日(水)
 『週刊少年サンデー』No.38を購入。『週刊少年マガジン』は立ち読み。柏のアニメイトに久しぶりに行く。そこで『フィルムブック 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 [DEATH編] 』を購入。「セリフを完全掲載」で「(叫び声等を除く)」というのが笑える。でも、「加持さんはもう居ないんだってば」というシンジ君のセリフが抜けてるじゃないか。
8月19日(火)
 9月7日のサッカーのチケットを探しに池袋へ。金券ショップを7軒回るが、やたらに高額なものが1軒にあっただけで、買わなかった。その後、池袋シネマサンシャインで『天地無用! 真夏のイヴ』『スレイヤーズぐれえと』の2本立てを見る。どちらのシリーズも初めてまともに見た。今の日本のアニメの最大公約数はやっぱこんな感じなんだろうなー。宮崎アニメが世界で公開だとか押井守の『攻殻』のビデオが全米No.1だとか言ってるけど、世界の「オタク」達にうけてるのはどっちかというとこの『天地』とかみたいで。それなりに面白かったけど1500円はちょっと高いという程度。
8月18日(月)
 秋葉原へ行く。Discmapで『Ecole alternative artists』の中古CDを買う。『Sound & Recording Magazine』でやってた"Ecole de 細野晴臣"の優秀曲を集めたもので、よく出来てるけどみんな細野っぽい。『週刊ビッグコミックスピリッツ』9月増刊号購入。
8月15日(金)
 長い間の懸案事項であった『サルでも描けるまんが教室』の購入を、相原コージ・竹熊健太郎『サルまん新装版 サルでも描けるまんが教室』上下の購入によって実行する。凄いぞ竹熊(と相原)。それに「とんち番長」結構面白いじゃないか。中学生だった時、『サルまん』を普通の"マンガの描き方本"だと思って買おうとしたものの、表紙があまりにもうっとうしかったので結局買わなかったことがあったが、やっぱ買っときゃ良かった。昔の全3巻の方は古本屋探してもなかなかそろっては売ってなかったんだよねー。あと、うすた京介『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!! マサルさん』1、2巻を購入。うすたの出てた映画を渋谷のUPLINKに見に行ったことがあったけど、1巻のカバーに載ってるような顔だったっけ? 深夜にはTBSで『トップをねらえ!』が放送されたので見た。
8月14日(木)
 『ビジネスジャンプ』No.18を購入。中島史雄の読み切り「沢入さんちの夏休み」が巻頭カラーだが、昔エロ劇画書いてた人がこんなほのぼのした家族マンガを書くなんて、まさに「新境地にチャレンジ!」ですねー。『鳥山明○作劇場』第3巻も購入。第2巻が出てから9年半たってやっと3巻が出た。その間にマンガの単行本の値段は40円アップ。
8月13日(水)
 『週刊ビッグコミックスピリッツ』No.36,37合併号『ビッグコミックスペリオール』No.17を買う。スペリオールで星里もちる「夢かもしんない」連載終了。打ち切られた訳じゃないだろうが(多分ね)、なんか打ち切りっぽい終わり方だなあ。


■■■■■■■■■■■■■■■■■黒い線■■■■■■■■■■■■■■■■■■


前の月←