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『マトリックス』試写会

 8月30日、新宿の朝日生命ホールでの『マトリックス』(ウォシャウスキー兄弟監督、キアヌ・リーブス主演)の試写会に行って来ました。チケットは夏のアルバイトで一緒だった人からよくわからないまま貰ったものだったんだけど、「小学館合同試写会」と書いてあったので、スピリッツとかの懸賞で募集していたものだったのでしょう。会場は7:00の上映開始時間までにはほぼ満員になり、試写会とは言っても特に挨拶やアンケート等も無く、時間通りに普通に上映が開始。

 前評判で何かと話題だったこの映画だけど、実際に非常に面白かったですよ。「最新鋭のSFX」も勿論凄いんだけど、そればっかりじゃなくて実際に半年間訓練を積んだというカンフーアクションとか、役者自身のリアルな肉体の躍動や存在感が、マッチョなダサさを醸し出すことなくあくまでクールに格好良く表現されていたところが何より素晴らしかった。舞台となる世界の設定も、サイバーパンクとかSFを少しでも読んでる人にとっては分かり易いのでは。というか、タイトルが「マトリックス」だからねえ。そのものズバリというか。

 僕は『スピード』も『ディアボロス』も『JM』も観てないので、キアヌ・リーブスは初めて観たんだけど、格好良いね。映画撮る時にはかなり無理して減量してたみたいで、宣伝で来日してテレビに出てた時に見たらだいぶ太ってたけど。ローレンス・フィッシュバーンも格好良くて好きです。台詞が聞き取りやすいのも良い。彼は『イベント・ホライゾン』での真面目な船長役が印象に残ってたんだけど、この『マトリックス』でも船長みたいな役柄。

 あと、この映画については『攻殻機動隊』とかのアニメの影響が云々されてて、監督達もそれは認めてるらしい。でも僕は別に影響が非常にあるというようには感じなかった。元にした素材のひとつとしてあるんだろうなあというぐらい。あんまりアニメの影響について云々する奴には何か別の意図があると思いましょう。あ、でも終盤の超人的な格闘シーンは『ドラゴンボールZ』みたいでした。腕が増えてるしね(笑)。

 ラストシーンはまだ何か続きそうな感じだったのでもしやと思っていたら、シリーズ化されるそうです。次が楽しみ。その前にもう一度、この記念すべきシリーズ第一作を今度はちゃんとチケット買って観に行くことにします。映画館でやってるうちに2回は観とかないとね、勿体無いから。