what do i get out of this?

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ワールドカップを観た。 (2002.6.30.)

 2002FIFAワールドカップが終わりました。ドイツを2-0で破りブラジルが優勝です。今、決勝戦の後のセレモニーをテレビで観ながらこの文章を書いてるわけですけど、今大会は、決勝戦での2得点を含め大会を通じて8得点したロナウドの復活の大会でしたね。

 今ブラジルのカフーにワールドカップが渡されて…。あれ? ワールドカップって天皇が渡すんじゃなかったの? 前の大会までは国家元首が渡すことになってたよね。やめたのか? というか日本の国家元首が誰なのかよくわからないからなのでしょうか。まあどうでもいいけど。
 ワールドカップが渡された瞬間にヴァンゲリス『ANTHEM』が流れました。いやーほんと格好いい曲ですね。さすがヴァンゲリス

 ところで今回の大会では、日本国内のテレビではSKY PerfecTV!が全64試合を、BSデジタル放送と地上波が決勝トーナメント全16試合を含む40試合を中継しました(映像はSKY PerfecTV!と地上波が通常画質の国際映像、BSデジタル放送が独自撮影によるハイビジョン映像)が、僕は主にBSデジタル放送で観ました。やっぱりハイビジョンは圧倒的に鮮明で、画質の点では素晴らしかったですね。これを体験してしまうと、通常画質の中継は汚さが気になって観てられなくなります。ただ、通常画質の国際映像の方もニュースなどで見たのですが、こっちの方がテレビの映像としてはツボを押さえた演出がしてあって迫力がありました。特にゴール付近の映像が。ハイビジョンの方はカメラの数が少ないのに対して、国際映像を作っているのはヨーロッパの経験豊かなスタッフでカメラの数も圧倒的に多いというのがそうなる理由だと思います。あと、ハイビジョン用のカメラは明らかに優先度が低かったような。コーナーキックの時なんかに、ハイビジョンのカメラの前に人間が担ぐ国際映像用のカメラが出て来てよく邪魔してましたよ。
 というわけで、今大会のテレビ中継は画質の点ではBSデジタル放送、テレビ的演出による迫力という点ではSKY PerfecTV!や地上波の国際映像が良かったということで、どっちもどっちということになるでしょうか。これは凄く残念です。願わくば、2006年の大会は全試合をハイビジョンのBSデジタル放送で(その頃は地上波もデジタル化が始まってるからハイビジョン放送が出来ればそっちでも可)、それも多数のカメラで撮ったしっかりとした映像で放送できれば良いと思います。あと、どことは言いませんが、下手くそな実況と変な解説者しか用意できない局は放送しなくてよし。

 さて、テレビで見る以外にも、幸運なことに6月26日に埼玉スタジアム2002で行われた準決勝(ブラジル代表VSトルコ代表)を観に行くことができました。色々な国の人達が色々な言葉でしゃべってる間をぬって席に向かい、試合中は席の周辺でポルトガル語や英語での叫び声が上がるのを聞いて、あーワールドカップだなーという実感がありました。席はメインスタンドの右の方、ピッチが斜めから一望できる非常に良い位置だったので、選手の動きなどが全てわかって素晴らしかったです。やっぱりスタジアムで観る方が圧倒的に面白い。テレビでも変に寄って映したりしないで、引きでピッチ全体を映してる時間を増やした方がいいんじゃないですかね。特にハイビジョンの場合。引いて撮っても選手の顔とかちゃんとわかるわけだから。

 ワールドカップが終わって正直寂しいですけど、次は日本代表もアジア予選を戦えるので、それを観るのが今から非常に楽しみです。やっぱり予選が無いというのは面白くないですよ。まあそんなこと言ってて予選で敗退しちゃったりしたらそれ以上に面白くないですけど。大丈夫だよねぇ?

 余談。決勝戦の前のセレモニーのテレビ中継で、NHKVoices of KOREA/JAPANのことをVoice of KOREA/JAPANと音声と字幕で間違えてました。何やってんだよ。