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2004年12月17日 (金)

他山の石 (本:2004/12/17)

<読了>
城繁幸『内側から見た富士通 「成果主義」の崩壊』(光文社/光文社ペーパーバックス)

話題になっていた本でもあり、富士通の「成果主義」型人事評価システムというのは僕の勤める会社での人事評価システムと非常によく似ているらしいので興味があって読んでみました。読んでみると、実際よく似ていたというかそっくりで驚きました。でもだからと言って自分の会社が心配にはあまりなってません。何故なら、僕の勤める会社は社員300人程度の中小企業なのですが、富士通で「成果主義」が上手くいかなかったのは、社内同士での他力本願やコミュニケーション断絶、さらには経営の無責任や人事部の傲りが原因のようで、これはそれでもある程度は会社が回っていってしまう大企業だからこそ逆に放置しておけていることだと思うからです。中小企業で社員の多くが顔見知りだったりする場合は、そんなことがあればすぐ致命傷になってしまうと思うので、そもそもこの本で書かれている富士通の人事部のように勘違いをしている暇などないでしょう。まあ何にせよ他山の石にしたいです。
それにしてもこの本に書かれている顛末は本当にバカバカしいですね…。本の内容については富士通から訴訟が起こされたりはしていないようなのでほぼ間違っていないのだと思いますが、これでは富士通が本気で心配になります。

投稿者 enyu : 2004年12月17日 23:59

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